第２５２回
警備員の物語・パート４
牛乳配達の人とすれ違い、
公園に入った。
ベンチに座り辺りを見回すと
なにやら困っている人がいた。
イチロ「どうかなさったんですか？」
？「いえ、５００円玉を落としましてね」
イチロ「はあ、そうですか」
？「はあ、そうです」
成り行きで手伝い、１０分ほどで
２枚発見した。
？「どうもありがとうございました」
イチロ「よかったですね」
？「これは御礼です」
微妙な気分で５００円玉を受け取った。
ナイト「僕はそこに住んでるナイトと
いうものです」
お互いに自己紹介をすませ
帰路についた。
そして、ドアの取っ手に手を伸ばした。