第２０８回
ムラサキの冒険・パート２腐敗ダーマン
「待った！！」
「あん？誰だ貴様・・・」
「私こそは正義の味方”腐敗ダーマン”！」
（馬鹿だ・・・）
ホームが白けるなか、自称正義の味方は
ホームに着地した。
「フッ。よってたかって小学生をカツアゲとは・・・
許せん！成敗してくれるわ！」
（・・・・・・何だコイツ・・・・・・・・）
「フッ、私のかっこよさに声もでまい」
（・・・・＿|￣|○・・・・・・）
「トウッ！必殺！納豆連射！・・・
・・・ん？誰もいない・・・」
皆既に新幹線に乗ってしまっていたのでした。
「フッ・・・。恐れをなして逃げたか・・・」
――新幹線の指定席。
「なんなんだ、あいつ・・・」
「究極の白けマンだな・・・」
「ですね・・・」
不良とムラサキはもはやカツアゲのことなぞ
すっかり忘れていた。
「ハハハ！今日も事件解決！シュワッチ！」
（＿|￣|○）
そのときベルがなった。
「発車します・・・。なおこの列車はゲツヨウ始発、カヨウ、スイヨウ、
終点モクヨウへとまいります・・・」